CROOZ TECH BLOG

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開発の中での発見や知識を広めてオモシロカッコイイ〇〇をツクリます。

新卒未経験エンジニアが、リモートワークの中でいかにしてコミュニケーションコストを下げたか

こんにちは。新卒2年目のKEN☆YAMAGUCHIです!

今回は「リモートワーク下におけるコミュニケーションの難しさと解決方法」についてのお話をしたいと思います。

昨今、新型コロナウイルス感染症拡大に伴いリモートワークを導入する企業が増えていると思います。そんなリモートワークを配属直後から経験し、リモートだからこそ感じた難しさといかに解決したのかを紹介したいと思います。

また、対面だろうが非対面だろうが、コミュニケーションを取る上で大事だと感じたことをお話できればと思いますので、最後まで読んでいただければ嬉しいです!

【配属】配属された瞬間にリモートワーク!

僕が入社するタイミングは新型コロナが流行し、世の中的にもリモートワークすることが一般的になってきている状況でした。弊社でももちろん、リモートワーク制度を導入していて、僕も配属されてからリモートワークをすることが多くなりました。

読んでくださっている方の中には、新入社員はなるべく出社した方が良いと思われる方もいるかと思います。ただ、出社したとしてもトレーナーをしてくださっていた先輩社員がリモートワークなので、出社しようがしまいが非対面でのコミュニケーションが余儀なくされる状況でした。

そんな状況の中でリモートワークを始めたわけですが、当初は「リモートで働いている自分スマート!」と思っていました(笑)。

意気揚々とリモートワークをしていたわけですが、徐々にリモートワークにおけるコミュニケーションの壁にぶち当たることになります、、、。

【衝突】リモートワークにおけるコミュニケーションの壁

リモートワークにおけるコミュニケーションのほとんどは、チャットで行うわけですが、口頭であれば難なく伝えられる内容を、文字に起こすことに難さと時間がかかることを感じました。

直接であれば、困っている現象や分からない部分を見せながら聞くことができたりしますが、チャットだと画像を添付して伝えることが限界な気がします(動画で伝えることもできますがあまり現実的ではない)。そのため、チャット上でのコミュニケーションでは言語化する能力が低いと伝えたいことが全然伝わらないといったことが起きてしまいます。

配属当初は分からない事ばかりで、質問することが多かったのですが、そもそも開発知識が乏しかったり、コミュニケーション時に意識すべきこと(後述します)を意識しておらず、うまく言語化することができませんでした。そのため、正しく伝わるまでに複数回のラリーが必要になることもありました。

本格的に開発作業を行うようになり、いよいよチャットだけのコミュニケーションでは太刀打ちできなくなりました。

なので、プログラムがうまく動かない時や、実装方法が分からない時は画面共有を行いソースコードを見てもらいながら、教えてもらっていました。これでだいぶコミュニケーションを楽に取れるようになりました。

ソースコードの画面共有をしながら「どこどこのの〇〇を〇〇に修正して!」などの指示をもとに実装や修正をするわけですが、少しラグがあったり、PHP構文の書き方が分からない場合はプラスでもらう必要があり、まだまだ時間がかかってしまいます。

【発見】まさかの解決方法

画面共有でソースコードを見せながらのコミュニケーションでもまだまだ時間がかかってしまっていたと述べていますが、このソースコードを見せながらの実装や修正することは所謂ペアプログラミングのようなものに近いかなと思います。特に未経験のエンジニアの方は実際にソースコードを見てもらいながら修正等を行うことがあるのかなと思います。

ここで紹介するのはそんな作業を効率的にできる機能です。

それは、Microsoft製コードエディター「Visual Studio Code」の機能の一つである「Live Share」というものです。これは、一つのソードコードを複数人で閲覧・編集することが可能で、デバッグ操作等も可能なのでペアプログラミングやコードレビューに便利な機能となっています。

つまり、この機能のおかげでわざわざ画面共有をせずとも、お互いソースコードを見ながらコミュケーションが取れるわけです。この機能を発見し使用してみると、とてもスムーズに開発や修正を行うことができるようになりましたし、教える側にとっても教えやすいという声も頂きました。

さらに、その場でざっくりとしたプログラムだけ作ってもらい、詳細なプログラムは自分で考えるといったような進め方もできるので、とても有効な機能かと思います。

【自戒】コミュケーションで気を付けるべきこととは!?

前章で述べたような、便利な機能に頼った解決方法もいいかと思いますが、本質的な解決策はコミュニケーション能力を向上させることではないかと思います。

僕自身、1年目は特に、質問や助けを求めることが多かったですし、うまく伝えることができないことも多々ありました。

そんな中で、どんなことを意識すれば相手に伝わりやすく円滑なコミュニケーションが取れるのか自分なりに考えていました。

そこで、僕が質問や助けを求めるときに、どんな意識をしたらうまく伝えられようになったのかを3つほど紹介させていただきます。

①結論から述べる

②どこまで分かっていて、どこで詰まっているのか明確に

③分からないなりの仮説を持つ

上記の3つを意識すべき理由として、質問される側は、その人は「①何が分からないのか・②どこまで分かっているのか・③どのように考えているのか」が分からなければ、そこの確認から始めなければなりません。

かなり当たり前のことですが、ここをしっかり言語化で来ていないと無駄なラリーが生まれてしまいます。

【まとめ】

今回はリモートワークの中でいかにコミュニケーションコストを下げたのかについてお話させていただきました。

新卒で入社してから自立するまでは、多くのコミュニケーションを取る必要があると思います。そのため、コミュニケーションコストを下げることは自分にとっても、コミュニケーションを取る相手にとっても大事なことだと思います。

社会人2年目になり、自ら発信することも増えてくると思います。そんな時に意識することはもっと増えていきます。また、物事を正しくわかりやすく相手に伝えることはビジネスマンにとって非常に重要なスキルの1つだと思ています。

コミュニケーションの訓練をしっかり行い、コミュニケーション能力激高のエンジニアになれるように頑張ります!

今回はこれくらいにして、また次回の記事でお会いしましょう!